Securitize、元PayPal幹部を採用　米国でトークン化が加速

Cointelegraph

2025-12-09 14:52:13

主要なトークナイゼーションプラットフォームであるSecuritizeは、米国投資家にトークン化株式を提供する取り組みを強化し、元PayPal幹部を新たなゼネラルカウンセル（法務責任者）に任命しました。

Securitizeは火曜日、PayPal USD (PYUSD) ステーブルコインを含むデジタル資産プロジェクトへの拡大を主導した元PayPal幹部のJerome Roche氏の就任を発表しました。

また、Securitizeは米国投資家向けにトークン化証券をすでに提供しており、多くの発行体が現地株式へのアクセスの関係で国外でこのような商品を提供することを好むという考えに異議を唱えています。

「トークン化証券は主に米国外で提供すべきだという認識がありましたが、私たちの経験はその逆です」とSecuritizeのCEO、Carlos Domingo氏はCointelegraphに語りました。

米国におけるトークン化株式の「明確な規制の道筋」

Securitizeによると、米国の規制枠内でリアルワールドアセット (RWA) のトークナイゼーションオファリングを運営することは「可能なだけでなく、機関投資家レベルの品質でスケーラブル」です。

「私たちは、発行体が米国投資家向けに資産をネイティブにトークン化できる明確な規制の道筋が存在することを示しました」とDomingo氏は述べました。

「これらは合成的な表現やデリバティブではなく、オンチェーン上の本物の証券です」とCEOは付け加えました。

「私たちはSEC規制下のインフラを使用して運営しており、登録済みの移転代理人ブローカーディーラーやファンド管理者を含みます。これにより、米国投資家は完全に準拠した枠組みの中でトークン化証券にアクセスし、合法的に保有することができます。」

Securitizeの米国トークナイゼーションに対する楽観的な見通しは、同プラットフォームが11月26日に欧州連合で投資会社および取引・決済システムとしての規制承認を取得した数日後に発表されました。同社によれば、この承認により、米国とEUの両方で規制されたデジタル証券インフラの最初の運営者の1つとなったとのことです。

出典：Securitize
「初めて、現代の台帳技術によって、所有権の記録、取引の決済、価値の移動を、私たちが受け継いできた断片的なシステムよりも本質的に優れた方法で実現できるようになりました」とSecuritizeの新たに任命されたゼネラルカウンセル、Roche氏は発表の中で述べています。