かなり困惑するような動きが見られました。あるトップクラスの機関から1億8千万ドルの資金を調達したSocialFiプロジェクトが、4年以上も黙々と開発を続けてきて、初期ユーザーは5ドルの登録料まで払わされていました。ところが今になって突然「もうソーシャルはやらない、これからはウォレットにオールインする」と発表しました。

この件には突っ込みどころが多いです。ウォレットという分野は今どれだけレッドオーシャンになっているでしょうか？Baseチェーンのエコシステム、多種多様なマルチチェーンウォレット、ハードウェアソリューションなど、必要なものはほぼ出揃っています。4年間積み重ねてきたソーシャルネットワーク効果をこんなにも簡単に捨ててしまうのでしょうか？それとも、他の誰も気づいていないチャンスを見つけたのでしょうか？

資金調達時には「分散型ソーシャル」というストーリーを語っていたのに、突然路線変更。投資家がどう思うかは分かりませんが、ユーザーは間違いなく「？？？」という顔でしょう。