利下げ＝暴騰？目を覚ませ、データが物語る。

12月11日のFOMC会合がまたやってくる。多くの人がこの日を注目していて、利下げさえあれば急騰すると考えている。でも、直近3回の利下げ後の値動きを振り返ると――うーん、現実はそんなに甘くないみたいだ。

まず2024年12月17日、25ベーシスポイントの利下げ。ビットコインはその日に確かに一瞬上げたものの、どうなったと思う？すぐに反転して横ばい、全然そのまま上昇とはいかなかった。

さらに遡って2025年9月16日、また25ベーシスポイントの利下げ。今回はもっと極端で、短期天井を示す形になった。10日後に一度新高値をつけたものの、その後は？やっぱり下落。

一番厳しかったのは2025年10月28日。この時も25ベーシスポイントの利下げがあったが、結果は？利下げ前日から下落が始まり、そのまま今まで下げっぱなしで、形だけの上げすら見せなかった。

だから、利下げはあくまで一つの変数であり、万能の鍵ではない。市場心理、資金フロー、マクロの見通し……こういった要素こそが本当に値動きを左右する。特定のタイミングに盲目的に賭けるのは？それはもう運に任せるだけだ。