BTCが8万から10万へ駆け上がるこの相場、端的に言えば大口資金による最後の収穫フェーズだ。個人投資家はまだ「長期保有だ」と無邪気に叫んでいるが、実際はとっくに他人のイグジット流動性にされていることに気付いていない。

本当のベテラン？すでに分割で利確を始めている。機関投資家がやっているのは“利益ゲーム”であって、“信仰課金”じゃない。今のこの高値圏では、ロングのコストもかなり上がっている。一旦調整が始まれば、想像以上のパニック売りが起こるだろう。

だから、まだ全力で突っ込んでいる人は、自分がどれだけのドローダウンに耐えられるか一度考えてみた方がいい。市場はあなたの信念で方向を変えたりしない。来るべきものは必ず来る。

BANKのこの値動きは、まさに教科書通りだった。上場直後に46%暴落、全く予想通り。

多くの新規トークンが大手取引所へ上場する時、たいていこのパターンだ——事前に盛り上げて、いざ取引開始となれば投げ売り。出来高はほぼゼロで、誰も受け止めていないことを示している。

ただ、Lorenzo Protocolのオンチェーン資産運用というコンセプト自体はなかなか面白い。本当に実現できれば、マーケットは広がるはずだ。しかし現状はテクニカルが弱すぎる。

自分の見方としては、こういうトークンは“完全に底を打ってから注目する”か、“プロダクトが実際に稼働するまで待つ”のがベスト。今の価格帯は、結局のところ“コミュニティの信仰心がどこまで持つか”に賭けているだけだ。