持有4.3万枚ビットコインで上場したものの、初日に下落を記録——Twenty One Capital（コードXXI）は昨日ニューヨーク証券取引所でデビューし、ビットコイン・トレジャリーセクター全体に冷水を浴びせた。

この会社はCantor Equity Partnersと合併して上場を果たしたもので、帳簿上の資産はかなりのもので、43,000枚以上のBTCを保有し、時価総額は約40億ドルに迫る。保有量から見れば、世界のトップクラスのプレイヤーだ。

しかし、市場はそれを評価しない。株価は11ドル付近で揉み合いを続けており、合併前のCantorの14ドルの終値を大きく下回っている。

実はこれだけではない。今年に入って、「コインストック」ストーリーを背景に上場した企業の多くが苦戦している：

ビットコイン価格は依然高水準にあるが、調整兆候も見られる；
全体のリスクプレミアムが縮小傾向；
投資家は「コインを持っているから価値がある」という言説に対して、明らかに興味を失いつつある。

XXIの背後にはTether、Bitfinex、SoftBankといった大手がついているため、背後の保証は十分に堅固だと思われる。しかし、投資者が今注目しているのは、より実質的な問題だ：コインを持っている以外に、彼らは何ができるのか？

経営陣は幾つかの方向性を示している：ビットコイン金融インフラの構築や教育製品の開発などだ。しかし、正直に言えば、これらの計画はまだPPT段階にとどまっている。

市場は彼らに一つのことを証明してもらいたい：資産負債表を「場を持たせるため」だけに使うのか、それとも「事業能力」で評価を支えることができるのか。

要するに——コインだけではもう十分ではない。真の実力を見せる必要がある。